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エコビレッジ

エコビレッジ

これからの時代の鍵となるものに、コミュニティというものがあります。自給自足をするといっても、すべて自分だけでできるわけではありません。地域の中で助け合っていくことが不可欠です。そんなコミュニティのひとつの形態として、エコビレッジというものが現在注目されています。

エコビレッジとは、お互いが支え合う社会づくりと環境に負荷の少ない暮らし方を追い求める人々が作るコミュニティのことです。多くは田舎にできていますが、中には都市部にできているものもあります。50人〜200人ぐらいの人たちが共同生活を営んでいます。太陽光発電や風力発電を行ったり、エネルギーを共有することによる節電、有機農業の推進など環境にやさしい生活をしているところも大きな特徴です。

フィンドホーン

例えばスコットランドにあるフィンドホーンというエコビレッジの場合、200人ぐらいの人たちが共同生活を行い、仕事も共同で行っています。畑での農作業、キッチンでの仕事、宿泊施設の管理(毎週数多くの訪問者が訪れるため)、物販、出版業務、ワークショップの企画と運営、その他様々な業務を分担で行います。食事も共同で行うことが多く、そうすることで、エネルギーの節約がかなりできるそうです。

エコロジカルという面ではさらに次のことがいえます。

  • コミュニティの1人当たりの環境負荷(エコロジカルフットプリント)は全英平均の約半分
  • 55棟のエコハウス
  • 太陽光温水システムが各住戸に普及
  • 4つの風力発電機をコミュニティ内に設置
  • バクテリア分解による独自の排水処理システムを導入
  • CSA(Community-Supported Agriculture)方式により近隣の有機野菜・食材を利用
    *コミュニティ内に独自の銀行と地域通貨(EKO)

ここではスピリチュアリティというものが共同体の核となっていて、毎朝の瞑想を行ったり、各班に分かれて仕事を行う時もアチューンメントというみなで意識を合わせることを、仕事の始まりと終わりに行っています。地球に対してやさしいということは、動植物に対してやさしいことであり、それは他の人間に対しても当てはまり、ここでは無条件愛というものを大切にしています。人と人の心を開いたつながりというものを奨励し、そのようなつながりを築くためのワークシップが数多く開かれています。

http://www.findhorn.info/workshops/japanese/japanese_home.php

エコビレッジには様々な形態があり、フィンドホーンのようにスピリチュアリティをひとつの柱としている所もあれば、そうでない所もあります。

クリスタルウォーターズ

オーストラリアのクリスタルウォーターズという所はパーマカルチャーをベースにしたエコビレッジで、環境に対する取り組みはしっかりしていますが、スピリチュアリティというものはフィンドホーンほど重要視されていません。生活も世帯ごとに独立して行っていて、共同農園のような場所はなく、各自が家庭菜園を行っているそうです。食事等も時々共同で行う日がありますが、普段はそれぞれ別々に行い、プライバシーや個人のスペースというものが十分に保たれているそうです。

http://www.ecologicalsolutions.com.au/crystalwaters/

エコビレッジによっては共同体として仕事を行っている所もあれば、それぞれが外に仕事に行っている所もあります。自給率も100%に近い所からそうでない所もあります。

ダマヌール

イタリアのダマヌールというコミュニティは、秘教の学校とエコビレッジが合わさったような所で、非常に高度で包括的な知識に基づいて設計、運営されています。創始者のオベルト・アイラウディ氏は、レオナルド・ダ・ヴィンチやルドルフ・シュタイナーのように、高次の領域も含んだ複合的な分野で専門的な知識を持つ天才肌の人で、持続可能なコミュニティ作りのノウハウだけでなく、芸術や建築の知識がコミュニティのあらゆる部分で活かされています。地下にコミュニティができていることも独特です。

http://www.damanhurjp.info/index.html

アズワンコミュニティ鈴鹿

三重県鈴鹿市にあるアズワンコミュニティ鈴鹿は都市型のコミュニティとして最近注目を集めています。エコビレッジというと農村にできることが多いのですが、ここは中都市にあり、事業も農業だけでなく、不動産業、弁当屋、食料品店、学習塾など多岐に渡っていることが特徴です。メンバーは自転車で行き来できるぐらいの範囲に分散し、世帯ごとに生活しています。メンバー以外の人たちとの交流も多く、開かれたコミュニティを目指しているようです。

http://as-one.main.jp/

エコビレッジ国際会議

2006年、2007年、2009年、そして2010年に日本でエコビレッジ国際会議というものが開かれました。BeGood Cafeとパーマカルチャー・センター・ジャパンの共同で開催され、世界や日本のエコビレッジの代表的な場所からゲストがやってきて、それぞれのエコビレッジの紹介を行ったり、日本においてのエコビレッジの実践や今後の展開について話し合ったりしました。

詳細はこちら
http://ecovi.begoodcafe.com/

http://begoodcafe.com/main/project/ecvc
このサイトには世界のエコビレッジと日本のエコビレッジのページもあり、エコビレッジに関して豊富な情報が掲載されています。

BeGood Cafe
http://begoodcafe.com/main/

パーマカルチャー・センター・ジャパン
http://www.pccj.net/

グローバル・エコビレッジ・ネットワーク

世界のエコビレッジの横のつながりを作る団体としてグローバル・エコビレッジ・ネットワークというものがあります。スリランカのサルボダヤ(Sarvodaya/スリランカには11,000もの持続可能な村があります)、セネガルのEcoYoffやColfifa(350村)、チベット高原のラダック・プロジェクト(Ladakh)、インドのエコタウン オーロビル(Auroville),イタリアのDamanhur連盟、オーストラリアのニンビン(Nimbin)、アルゼンチンのGaia連合やメキシコのHuehuecoyotelような小さな田舎のエコビレッジ、ロサンゼルス・エコビレッジやコペンハーゲンのクリスチャニア(Cristiania)のような都市の再生プロジェクト、パーマカルチャーのデザインで作られたオーストラリアのクリスタルウォーターズやボリビアのCochabamba、ブラジルのBarus、それからスコットランドのフィンドホーン(Findhorn)やウェールズのCenter for Alternative Technology、マサチューセッツのEarthlandsといった教育センター等などもメンバーに入っていて、世界におけるエコビレッジの中心的存在となっています。

http://ecovillage-japan.net/gen/index.html

EDE・エコビレッジ・デザイン・エデュケーション〜未来に続く暮らしの学び〜

日本でもエコビレッジを作りたいと思っている人が増えてきていて、大小様々なプロジェクトが各地で進行しています。エコビレジ作りのノウハウを教えるプログラムも2008年秋から2009年夏にかけて開催されました。懐かしい未来ネットワーク(NPO法人 開発と未来工房)と日本エコビレッジ推進プロジェクトの共同主催で行われました。「EDE・エコビレッジ・デザイン・エデュケーション〜未来につづく暮らしの学び〜」といい、グローバル・エコビレッジ・ネットワークの教育部門ガイア・エデュケーションが作ったプログラムの日本版です。EDE自体は2007年以降フィンドホーンをはじめとする世界中15箇所で現在まで開催されています。日本での開催は2008年の11月から2009年6月までが第一回目となり、内容も日本に合わせたものとして独自に作られています。環境、経済、社会、世界観という四つの科目で形成され、エコビレッジを建設、運営するのに必要な項目を包括的に扱っています。

2010年9月から2011年5月まで第2回目が栃木県那須塩原市で開催されました。

代表鎌田陽司さんのインタビュー動画

体験レポート記事

体験レポート・動画

エコビレッジ・デザイン・エデュケーション2010公式サイト
http://www.ede-japan.org/

NPO法人懐かしい未来
http://afutures.net/

日本エコビレッジ推進プロジェクト
http://jepp.org/

日本のエコビレッジ・ネットワーク

現在日本にもたくさんのエコビレッジができはじめています。そうしたエコビレッジ同士のつながりも生まれています。

エコビレッジ・ジャパン・ネットワーク
http://www.ecovillage-japan.net/

いのちの村ネットワーク
https://sites.google.com/site/lifevillagenet/

フィンドホーン体験記

僕は1986年にスコットランドのフィンドホーンに滞在しました。一週間の体験週間プログラムを受け、その後数日滞在して共同体員をインタビューしました。その時の記録を数年前にメルマガに書きましたので、ここに紹介したいと思います。
第1章
第2章
第3章
第4章
第5章
第6章
第7章
第8章
第9章

2013年を舞台にしたエコビレッジ小説『百姓レボリューション』

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